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あきない知っ得情報TOP=施策バックナンバー一覧=事業計画の重要性と全体像について

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今月の施策 バックナンバー

イラスト2016年4月「事業計画を作成してみませんか」、2016年7月「事業計画書と中小企業施策」において、小規模事業者の今後の経営の発達に、必要不可欠なツールであることをご紹介いたしました。年度開始であるため、改めて事業計画の重要性について説明していきたいと思います。


1.事業計画の重要性

(1)事業計画とは

まずは、事業計画について改めて確認したいと思います。事業計画とは経営理念を基に、自分が理想とする事業の姿を実現するために、1~5年後の目標を立て、その目標を達成させるための全体像と手段等の具体的な行動を描いたものです。達成することにより理想の姿に近づいていきます。


図


(2)なぜ必要なのか

なぜ、事業計画の重要性について繰り返し説明している理由ですが、自分の事業内容を計画することにより、様々な効果を得ることができます。主な目的としては、①資金調達、②従業員等との共通意識の醸成、③事業内容の整理及び確認、問題点の抽出、④事業進捗の確認、⑤事業パートナーの募集、⑥施策に対しての申請になります。

①従業員等との共通意識の醸成

従業員などに、事業内容の共有、計画の明確化など意思疎通を行い合意形成することで、事業のスピードを早めたり、モチベーションや意識を高めたりすることができます。


②事業内容の整理及び確認、問題点の抽出

事業実施する前に、計画を立てることにより、事業内容が整理されることで、現状の問題点や解決しなければならない課題が明確になります。これらを解決していく方法を検討する事により、事業の成功率を高めることが出来ます。


③事業進捗の確認

事業を進めていく中で、現在は計画のどの時点なのか、計画に対し早いのか遅れているのか、計画と実態はどのぐらい乖離しているのか等を把握することが出来ます。その為、計画の乖離に対して、計画の変更・修正・中止など迅速に行動へ移すことが出来ます。


④資金調達

金融機関などから融資や投資家からの資金調達する場合には、事業計画を見せることにより、必要な資金やそれに対して期待できるリターン、返済の実現性等を示すことができます。


⑤事業パートナーの募集

新規事業の実現や競争を勝ち抜いていくために、当社では解決できない、生産や技術、販売、PRなどを補ってくれるパートナーや連携先に対して、事業内容を共有することで体制構築・強化を図ることが出来ます。


⑥施策に対しての申請

事業計画を作成しておくと、必要な国や地方自治体などが実施する支援策に申請することが可能となります。各支援策が事業を進めていくにあたって必要なのか判断し、必要であれば支援策の要件に基づいて、計画のブラッシュアップを図り申請することが出来ます。また、一度事業計画書を策定しておけば、支援策を応募するたびに計画を最初から作る必要がなくなります。


2.事業計画の全体像について

事業計画を作成するにあたってのポイントは、将来の事業構想について、全体を通して論理的に系統立てることで一貫性があり、実行できるように具体的に落とし込んだ、実現可能性がある計画にすることが必要です。

(1)一貫性

論理的に系統立てるは別の機会に説明するとして、一貫性とは、最初から最後まで矛盾がない状態であることです。よくある一貫性が無い例として、事業内容が国内商圏の需要に対して実施していく事業であるのに、売上をみると海外売上構成比が大きくなっていたり、1年目は基礎的な技術開発をすると記載されているにもかかわらず、その技術開発している製品の売上が1年目に計上がされていたりすることです。


(2)具体性

形や内容、行動や数字などがはっきりしていることです。例えば、「製品を改良することより、10%の利益改善を図ります。具体的な改善方法としては、2つに取り組むことで実現します。①代替部品が使用できることが判り、変更することで5%コスト削減ができます(相見積もり参照)。②機能Aを加えるため付加価値として5%以上付与する価格設定にすることが出来ます。機能Aが顧客から5%以上の付加価値を得られる理由は。。。」というように、論理的に具体性を示していきます。


(3)実現可能性

事業計画の内容が実施できるのか(実現性)、それが目標に到達できるのか(可能性)が非常に重要です。実現可能性が低い例としては、「代表である私とスタッフ合計2名で、みんなに受け入れてもらえる万能調味料(500円)を商品化し、手作りで生産・販売を行い、3年後売上3000万円目指します。」という計画に対して。みんなに受け入れてもらえる商品が本当に実現できるのか、できたとしても手作りで6万本も作ることが実現できるのか、いつ誰が6万本の営業をするのか、そもそも販売先のめどは立っているのか等の理由で、売上3000万円を達成する可能性が非常に低いといった判断をすることができます。


以上で、「事業計画の重要性と全体像について」を終わりますが、次回以降で事業計画を作るにあたって具体的な方法を考えていきたいと思います。

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