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あきない知っ得情報TOP=施策バックナンバー一覧=10年6月知的資産経営のすすめ

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知的資産経営のすすめ

自社の強みをしっかりと認識し、その強みを積極的に活用するのが知的資産経営と呼ばれるものです。知的資産経営を実践するうえで、重要なツールとなるのが知的資産経営報告書です。

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前回、魅力発信レポート作成について触れましたが、これは知的資産経営報告書のコンパクト版と言えるものです。では、知的資産経営報告書でいう「知的資産」とは何を指すのでしょうか。また知的資産経営や報告書というものはどういったものでしょうか。

今回は「知的資産経営」について触れたいと思います。

1.知的資産と知的資産経営

よく知的財産、知的財産権という言葉を耳にすると思いますが、「知的資産」は、 そういった特許権やブランド等の知的財産はもちろん、それ以外の人材、技術、技能、組織力、経営理念、顧客等とのネットワーク等といった財務諸表には表れてこない、目に見えにくい経営資源の総称のことを指しています。したがって、知的資産は企業の本当の価値・強み・企業競争力の源泉であり、企業経営・活動は、知的資産の活用なしには成り立たないものなのです。

<図:知的財産権、知的財産、知的資産、無形資産の分類イメージ図>

図解説

(出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「中小企業のための知的資産経営マニュアル)

そのようなそれぞれの企業の強み(知的資産)をしっかりと把握し、有効に組み合わせて活用していくことで、業績の向上や、企業の価値向上に結びつける経営を「知的資産経営」といいます。

企業が勝ち残っていくためには、差別化による競争優位の源泉を確保することが必要となります。もちろん差別化を図る手段は色々とありますが、大きなコストをかけなくても、すでに企業の中にある知的資産を活用することによって、他社との差別化を実現することが可能です。また、企業がそういった知的資産を継続的に活用することによって、経営の質や企業価値を高めることもできます。

2. 知的資産経営報告書

知的資産経営報告書は、企業が有する技術、ノウハウ、人材など重要な知的資産の認識・評価を行い、 それらをどのように活用して企業の価値創造につなげていくかを示すビジネスプランです。過去から現在における企業の価値創造プロセスだけでなく、 将来の中期的な価値創造プロセスをも明らかにすることで、企業の価値創造の流れをより信頼性をもって説明するものです。

<表:知的資産経営報告書の体裁>

図解説

報告書の作成の手順としては、まず全体像で企業や事業の概要、また企業を取り巻く外部環境を整理したのち、過去から現在までの経営方針や具体的な事業展開を振り返ることによって、「自社の強みが何であったのか」、社内で認識されていなかったが、「これが自社の強みではないか」といった知的資産を抽出するとともに、それらを検証・評価します。

自社の知的資産が確定したのち、その知的資産を活用して今後の経営方針や目標、事業展開などをストーリー化していきます。

以上の一連の流れを「価値創造のストーリー」といいます。これを定めていくことが知的資産経営報告書作成の主たる目的となります。

3. 知的資産経営報告書の作成・開示の意義

従来の財務諸表を中心とした評価だけでは、企業の真の姿(価値)を知ってもらえないことがあります。また、経営者にとって当たり前のことであっても、周りの人が必ずしもそれを知っているとは限りません。

知的資産経営報告書は、企業が有する重要な知的資産を認識し、ステークホルダー(債権者・株主、顧客、従業員等)にその知的資産を伝えるための大変有効なツールとなります。企業の存続・発展にとって、ステークホルダーに会社の優れた部分を知ってもらうことは大変重要であり、正確な財務諸表に加え、非財務の情報(自社の持つ知的資産の優位性)を伝えることが必要です。

その中にいると気付かないこともありますが、企業は探せば多くの強みが埋蔵している「宝の山」です。伝えたい相手に自社の優位性をきちんと伝えるために、知的資産経営報告書を作成し、それを開示することで自社の真の姿(価値)を知ってもらうことは企業にとって得策といえます。



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