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あきない知っ得情報TOP>>FAQ情報化>>失敗事例−10 経営者と現場の意識と目線のズレ

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情報化編一覧
■失敗事例−10 経営者と現場の意識と目線のズレ
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質問

屋根の瓦を製造し、建材メーカーや問屋などに納入しています。 住宅着工の戸数が激減している影響から危機感を覚え、新築用の瓦よりも今後需要が増えるであろう、リフォーム用の屋根パネルの製造に力を入れようと思っています。 また海外に販路を広げるため、作りすぎでは資金繰りに大きな負担となりますので、在庫を管理しようと、コンピュータ化を考えています。 ところが現場と話して見ると、 「瓦が売れないのは一時的なもののため、しばらく様子を見たほうがよい。」 「うちは瓦専門でやってきたので、瓦の素材や品質にこだわっていったほうがよい。」 と、社会の動きから全く外れた議論となってしまいました。 先代は職人上がりでしたので技術的なこだわりが強く、今まで実績と信用を培ってきましたが、昔と同じままの意識では厳しいです。 どうして、経営者としての考えと現場とではこうも考え方が違ってくるのでしょうか?

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答え

経営者と現場では考えていることや視点が全く異なるため、ある程度までの情報の共有を行い、社員に分かりやすく伝えて、会社が抱えている課題などを社員の日常業務で何をしたら良いか落とし込むことにより、当事者意識を高めていくことがポイントとなります。

イラスト経営者と現場では、実際に考えていることや抱えている課題への対応策など、全く異なることも珍しくありません。そのため、経営者が危機感を募ると先走ってしまうことから、現場との折合いが悪くなりますし、逆に現場の言うままにしますと仕事のしやすいほうから考えますので、バランスが乱れる傾向が見られます。
根本にありますのは、経営者と現場とでは見ている目線が全く異なるため、なかなかスムースには意識を共有することが難しいです。

目線が全く異なる要因として、以下のポイントが挙げられます。
1)情報量が全く違うため
経営者は、社会の流れや業界の情報が入りやすく、また社内の情報も現場を見て回り顧客の声などから、全体的に集約されて入っていく傾向が見られます。
しかし現場では、自分の業務に関しては詳しいものの会社全体という情報は意外と入ってきませんし、新聞記事が今後自分の仕事にどのように影響されるか、なかなかイメージすることが難しいですので、経営者としては、「同じように考えてほしい」と思っても難しいでしょう。

2)役割分担がはっきりしているため
会社は規模に関係なく、営業や製造・管理など「誰がどの仕事をするか」機能別になっていますし、就職してから同じ業務を行っている場合も少なくありません。
専門性や能率からは望ましいのですが、全体から物事を判断できるようになりにくい、といった仕組みが挙げられます。

このような形で、根本から状況が異なりますことから、互いに相手の立場を理解しないと、
「社長は現場の状況を理解せず、先走りすぎて困る。」
「現場は、まったく分かっていない。」
と対立を続けていってしまいますので、注意が必要です。

そのため、すぐに効果が出る手法とは異なりますが、以下のことを行っていくと望ましいでしょう。

1.ある程度までの情報を共有する
情報の内容が強すぎて社員のやる気が低下するほか、経営者の立場が危なくなるため、経営判断に関する全ての情報は開示してはいけませんが、社内の幹部や今後会社を担うキーマンに対しては資金繰りや業界の動きなど、ある程度情報の共有を行い、問題意識の共有を図ると良いでしょう。前提となる情報が異なると、考え方が全く変わってきます

2.社員に分かりやすく伝える
社員に説明する際には、抽象的な方針では分かりにくいため具体的な対応策を伝えるだけでも、伝わり方が全く違ってきます。 経営者の些細なものの言い方や表現の仕方によって、伝達率が変わってきますことから、コミュニケーションのとり方や内容などに工夫が必要です。
経営者の傾向として、社員全員を集めて何十分も話をすることが多いですが、逆に話を聞いていない・聞かない場合が多いですので、1−2分ずつで良いため、1人ずつ内容を変えてポイントや方針を伝えていくと望ましいでしょう。

3.会社が抱えている課題を、社員1人1人の課題として落とし込む
それまで他人事だった会社としての課題が、個人の日常業務の中に置き換わりますと社員の意識が変わりやすく、非常に熱心となりますので、有効な方法でもあります。
ただし社員の性格によって異なり、やる気の出る場合もありますが反発することもありますので、経営者が社員の業務を把握しておくことが欠かせません。

4.計画的なローテーションを
1人で何役も行っている中小・零細企業では、現場の戦力に直結するため難しいかもしれませんが、会社を担っていく有力なキーマンに関しては、あえて他の仕事を経験させて視野を広めていくローテーションが欠かせないでしょう。







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