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あきない知っ得情報TOP>>FAQ情報化>>失敗事例−6 トレンドにこだわりすぎる

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情報化編一覧
■失敗事例−6 トレンドにこだわりすぎる
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質問

大学を出て東京の食品会社に勤めていましたが、実家の両親の頼みもあることから家業の酒造業を継ぐことになりました。 酒税の納税システムや販売管理は既存のソフトで対応できましたが、食の安全に対応してトレーサビリティや仕込みの配合などは、独自のノウハウがあることから新たに開発することとなりました。
勤めていたときに、飲料の製造システムの企画・開発に携わっていたことから、当初は自信があったのですが、いざ手がけてみますと会社勤めの頃と背景・事情が全く異なっていたこと、システム開発の業者にとっては全く始めてのケースだったことから、当社の業務を理解するのに難しかったため、ソフトの不具合が多く、途中でストップしてしまいました。
今は一時的に休止していますが、こうしたトラブルを未然に防ぐポイントはありますでしょうか?

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答え

今まで勤めていて家業を継がれた場合、個人的な興味や関心や勤めていた時の修正で、コンピュータの影響を強く受けた場合、技術的な流行などのトレンドにこだわりやすくなる面が強くなりますので、仕事の進め方が全く異なることを前提に、デジタルとアナログを組み合わせたり、ノウハウが必要な点はムリにIT化をしない、といった知恵が求められます。

イラスト 特に家業を継がれた2代目・3代目の方に多いですが、個人的な趣味や外で勤務していた業務内容に影響される面があり、新しい技術やトレンドに敏感なほか、コンピュータやITに非常に熱心な面が見られます。
そのこと自体は仕事熱心で良いことですが、問題は新しい技術やトレンドに熱心過ぎてしまい、社内でのあつれきを深めてしまうことや、今回のようにシステム開発が難しすぎてストップしてしまう、といったことも少なくありません。
大きなトラブルが生じやすい背景として、以下の点が挙げられます。

1)大企業と中小/零細企業との仕事の進め方の違い
大企業では人材・予算・取引先など環境が恵まれていることが多く、「自分の実力で仕事をした!」と思っていても、実際には会社のネームバリューや周りのスタッフの力で出来ている面も珍しくありません。
それに対して中小/零細企業では、ヒト・モノ・カネが不足している中から、だましだまし仕事を進め、結果を出していくことが求められますので、仕事の進め方が全く異なってきますので、同じ感覚で取り組むのは危険です。
背景や事情が全く異なることから、大企業に勤めたあとで急に家業を継ぐと、自分の能力を過信しやすくなったり、仕事の進め方が異なることから、しばらく様子を見て環境に慣れることが欠かせません。

2)社内のベテランに対して、功をあせる。
肩書きは社長や役員以上でも、あくまで先代からの跡を継いでいるため、その道数十年のベテラン社員を相手にしますと、人間関係が難しくなる面は否めないでしょう。またベテランの社員も、先代は認めていても跡継ぎは認めない、といったあつれきが生じる場合も珍しくありません。
そのため社内での力関係から「ここで自分が何か功績を挙げれば、正式に後継者として会社の実権を握れる!」と功をあせり、ムリを重ねやすい環境に置かれている場合が多いようです。

3)出自や経歴から、ITやコンピュータ万能主義になりやすい。
生い立ちも跡取り息子のために乳母日傘で育てられ、欲しいモノに恵まれる場合も少なくありませんし、社会人になってからも洗練された環境で過ごしていた場合には、一般的にITやコンピュータ万能主義になりやすい面が挙げられます。

そのため、「子供の頃から見て知っている家業でも、見るのと仕事をするのでは感じることが全く異なる!」ということを視野に入れ、業務を進める必要が生じてきますので、以下の点で注意が必要でしょう。

1)すぐに結果を出そうとせずに、5年先・10年先をスパンに入れてトータルで結果を出す
すでに上場している・今後は上場を目指している、という例は多くはありませんので、多少ポストの変化があっても取締役以上の立場であることに変わりはないでしょう。
そのため、功をあせってムリに結果を出そうとはせず、今までの業務のやり方なども観察していきながら、5年先・10年先のやや長いスパンで結果を出していくよう、長期戦で臨んでいくとよいでしょう。

2)アナログとデジタルを組み合わせる
大企業と環境が全く異なり、大量生産を目指すわけではありませんので、なんでもかんでもコンピュータやITに置き換えようとすると、逆にコストが割高となる面も見られます。そのため、例えば酒造業でノウハウの必要な仕込みの配合などは、今までと同じようにアナログで処理するなど、アナログとデジタルを組み合わせると良いでしょう。

3)ムリにIT化を進めず、パッケージソフトを活用しながら、業務に合わないところは既存の表計算ソフトなどで代用する
大企業ではシステム開発予算を確保すると、「上司の気が変わらないうちに使ってしまおう。」となりがちですが、中小・零細企業では資金が限られる・また大きく投資すると経営者や社員の生活にも影響してきますので、「ほどほどの費用で、ある程度の結果を得る。」ようなスタンスが欠かせません。
そのため、ムリに新規開発を進めていくよりは、価格的にも現実的なパッケージソフトを活用し、合わないところは無理に使わない(中には使わない機能を差し引き、安くしてくれるメーカーもあります。)
 ・既存の表計算ソフトなどで代用していき、今後の様子を見る、といった「知恵と見切り」が必要な場合もありますので、留意していくと良いでしょう。
ポイントとなりますのは、新聞や雑誌で出てくるような新しいIT用語を追いかけることなく、内容と効果をよく理解してから、自社にも反映していく、といった慎重さが求められます。







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